2019/02/18 09:36

カカオバターとは?

ココナッツオイルやシアバターなど天然の植物性オイルは最近よく耳にしますが、カカオバターはどうでしょうか。

ココナッツオイルに比べれば、まだまだ認知度は低く、特にカカオバターの美容への効果に関しては、まだまだ知られておらず、知る人ぞ知る植物性オイルだと思います。

そんな「カカオバター」ですが、その名の通り、チョコレートの原料であるカカオ豆からとれるバター(カカオ豆に含まれる油脂成分)であり、最近よく聞くシアバターなどと同じ天然の植物性オイルです。

同じカカオ豆から作られる「チョコレート」は馴染みがあるものの、「カカオバター」は見たこともないと思われるかも知れませんが、実はカカオバターはホワイトチョコレートの原料として使われています。

カカオバターがホワイトチョコレートの原料と言われれば、カカオバターもグッと身近な存在になるかもしれません。


最近では「高カカオチョコレート」が身体に良いとして注目されてますが、食べても身体に良いカカオは、当然お肌に使っても他の植物性オイルに負けない美容効果を発揮するとことで、近年注目を浴びています。

ここでは、そんな「カカオバター」の特徴をご紹介させて頂きます。

カカオの産地はどこ?

カカオは高温多湿の熱帯の気候でしか育たないため、赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までの間の「カカオベルト」といわれる栽培に適した土地でのみ生産が可能です。

世界のカカオ豆の生産量のうち約75%がアフリカ、約14%が中南米で生産されており、生産地の主要7カ国で世界の生産量の約90%を占めます。

日本は品質が安定していて値段もお手頃なガーナ産のカカオを多く輸入していますが、高品質といわれる割高なエクアドル産のカカオや
ベネズエラ産のカカオもガーナに次いで多く輸入しているため、おいしいチョコレートが手に入りやすい環境といえます。

カカオバターは何色?

普段よく目にするちょとレートとは違い、カカオやチョコレートに詳しい方でない限り、「カカオバター」って聞いたことあるが、
よくわからない、見たことのないものだと思います。

カカオからとれるチョコレートが濃い茶色であることから、カカオバターも同じ茶色系と思われがちですが、実はカカオバターはクリーム色(黄色っぽい白色)をしています。

以下写真のクリーム色をしたものがカカオバターになります。


カカオバターの特徴

カカオバターは、カカオニブ(カカオ豆を皮をむいて粉砕したもの)に約55%含まれている油脂成分です。

カカオバターの特徴は、チョコレートのような甘い「香り」と、とけだす「温度」です。チョコレートは、パリッと割れて口に含んだ瞬間とけ始める食感ですが、これらはカカオバターの特徴が影響していると言われています。

カカオバターは常温では写真の通り固まっていますが(固体)、カカオバターは融点が約34度であることから、人間の体温よりやや低い温度になると急速にとけ始めます。

体温近くで一気にとけだす植物性オイルはカカオバター以外に存在せず、非常に独特な性質を持った天然植物性オイルであると言われます。

このように体温近くでとける特徴を持つカカオバターは、肌なじみが非常に良いため、欧米諸国では「食べるカカオ」だけでなく、「優れた美容効果・特徴を持つカカオ」という側面からも注目を浴びています。

もちろん欧米諸国だけでなく、日本でも優れたカカオの効果は注目されています。


カカオにはカカオポリフェノールという成分が含まれていますが、このカカオポリフェノールには抗酸化力があると言われており、エイジングケアに非常に優れた効力を発揮します。

エイジングケアの他にも、お肌を柔らかくして汚れを落としやすくしたり、天然の保湿効果、カカオ独特の香りがもたらすリラックス効果など、様々な美容効果がカカオバターには期待できます。

カカオバターの美容への効果の詳細については、以下をご参照ください。

https://sokojapan.theshop.jp/blog/2018/09/27/080000


「神々の食べ物」であるカカオ

カカオの学名は「テオブロマ カカオ リンネ」ですが、この「テオ」は「神々」を「ブロマ」は「食べ物」を意味するギリシャ語です(リンネは学者の名前です)。

カカオはその名の通り、「神々の食べ物」として古くから重宝されてきました。そして現代でも「神々の食べ物」の名に恥じぬスーパーフードとしての食べる「高カカオチョコレート」、抜群の美容効果をもたらす「カカオバター」として注目を浴びています。

チョコレートが好きな方やカカオバターに興味をお持ちいただいた方は、日々のスキンケアに是非「カカオバター」を取り入れてみてください。

今までに感じたことのない感覚をお楽しみ頂けると思います。